高校生は大学受験のために塾や予備校に通うべき?塾の必要性や通うことによるメリットを解説

大学受験に備えて、高校に入学したばかりの頃から塾や予備校に通う高校生は少なくありません。しかしながら、塾の費用はどこもそれなりに高額であり、通うかどうかは慎重に決めたいものですよね。
本記事では、高校生は大学受験のために塾や予備校に通う必要があるのかを徹底解説しています。塾の必要性やその理由に関して丁寧に説明していますので、塾や予備校に通おうかどうか迷っている高校生やその親御さんはぜひこの記事をご覧ください。
高校生は塾に通う必要があるか

結論から言うと、次の3点の内どれか1つにでも当てはまる人は塾や予備校に通うことをおすすめします。
- 偏差値65以上の大学を狙っている人
- 今の偏差値と志望大学の偏差値に10以上開きがある高3生
- 自分で勉強する習慣が身についていない人
偏差値65以上の大学を狙っている人
偏差値65以上の大学とは、私大ならば早慶上智以上、国公立ならば旧帝大以上の難関大学です。
こうした大学のレベルになってくると、単なる知識の丸暗記だけでは解けない問題が多くなってきます。高校の授業は大学受験の問題をどう解くかということには重きが置かれていないので、真面目に高校で勉強しているだけでは太刀打ちできないことが多いでしょう。
今の偏差値と志望大学の偏差値に10以上開きがある高3生
たとえ偏差値65以上の大学を目指していなくとも、現時点の偏差値と志望大学の偏差値に10以上の開きがある高校3年生の方は、塾や予備校に通うことをおすすめします。
偏差値10の差というのは、大体ですが日東駒専とGMARCHくらいの開きがあります。受験日までに偏差値を10以上上げるのは、高校1、2年ならばまだしも、高校3年生だと塾や予備校に通わなければ相当厳しいと言えるでしょう。
※現時点での偏差値とは、私大文系志望者ならば英・国・社、私大理系志望者ならば英・数・理、国立志望者ならば英・数・国・社・理の偏差値の平均を考えます。
自分で勉強する習慣が身についていない人
自分で勉強する習慣が身についていない人は、いざ家に帰って勉強しようと思っても、なかなか長時間勉強が続かないでしょう。
塾や予備校は高い授業料をもらっている以上は生徒を合格させる義務があるので、今の偏差値と志望大学の偏差値に大きな開きがあったり、あまり成績が伸びいていない場合は強制的に勉強させられます。ですので、塾に通うと、半強制的にでも勉強する習慣が身につくのです。
ただし、中には放任主義の塾や予備校もありますので注意しましょう。(特に大手に多いです)
高校生が塾に通う5つのメリット

大学受験対策に特化した授業を受けられる
先にも述べた通り、高校の授業は大学受験の問題をどう解くかということには重きが置かれていません。
それに対して、塾や予備校の授業は志望校に合格することだけを目的として行われるので、受験に必要ないことは一切教わらないのです。塾では大学受験において無駄が全くない授業を受けられます。
高校教師より塾講師の方が教え方が上手い
もちろん高校教師の中にも教え方が上手い人はいますが、一般的な傾向として、高校教師よりも塾講師や予備校講師の方が教え方が上手いです。
それは当然で、高校教師は授業以外にも山ほど仕事がありますが、塾講師や予備校講師は生徒を志望校に合格させることだけが役目であり、指導力向上と受験問題の研究に仕事の殆どを費やしているからです。
更に、人気がない講師はすぐに淘汰されてしまう厳しい世界に置かれているので、みんな生き残るために必死なのですね。
そのため塾講師や予備校講師というものは総じて教え方が上手いのですが、だからと言って授業を受けただけで「わかったつもり」になってしまい、アウトプットの勉強をしないようでは意味がありませんので注意しましょう。
共に受験を戦う仲間やライバルができる
多くの塾や予備校では、早慶文系クラス、MARCH理系クラスといったコースに分かれて授業を行います。そのため、塾に通っていると、自然と同じ志望校を目指すライバルや仲間ができるので、良い意味でやる気や向上心が芽生えて、共に切磋琢磨し合いながら志望校合格を目指すことができるのです。
また、受験生の友達を作ることで、志望校に関する最新の受験情報を共に共有し合えるというメリットもあります。
高校では生徒全員が大学に進学する訳ではないですし、志望校も生徒によってバラバラなので、共に競い合うライバルや仲間は塾ほどには生まれにくいでしょう。
受験に関する最新情報が高校よりも早く入ってくる
大学入試を勝ち抜くためには、常に最新の入試情報を把握し、その情報に合わせて柔軟に受験勉強の方向性を調整・変更していくことが欠かせません。
塾や予備校では受験に関する最新情報が高校よりも早く入ってくるので、入試に関して思わぬ変更点があっても、塾に通っていない高校生よりも早めに動ける場合が多いのです。
自然と学習する習慣が身につく
先に述べたことと重なりますが、塾や予備校にとっては「難関大学にどれだけの合格者を出したか」ということが最も大切なので、成績が悪い生徒は嫌でも勉強させられます。
また、塾の自習室には他にも受験勉強をしている受験生が大勢いるので、自宅だとなかなかやる気が出ない高校生でもピリピリした雰囲気の中で集中できる環境が整っているのです。
ただし、大手の中には放任主義の塾や予備校も多いので、勉強する習慣が身についていない人はそういった塾にはあまり適していないでしょう。
難しい高校の生徒ほど通塾率が高い
余談ではありますが、かつてベネッセが行った学習調査によると、偏差値の高い高校ほど塾に通っている高校生が多いという調査結果が出ています。偏差値の高い高校の生徒の方が、学校に頼りきっているだけでは難関大学には受からないということをしっかりと自覚しているのでしょう。
まとめ
いかがでしたでしょうか。塾や予備校は確かに高額ではありますが、やはり塾に通うことは総じてコスパが良いと言えるでしょう。
ただ、自分に合わない塾に通っても学習効果は出にくいので、塾を選ぶ際は、最低でも5つ以上の塾や予備校に通って慎重に決めることをおすすめします。
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