高校理科の科目選択まとめ!文系・理系別のおすすめ科目を解説【物理・化学・生物・地学】

最終更新日: 2019/11/27 12:51
医者の男性

理系受験生にとって、理科の選択科目を何にするかは、大学受験に合格する上で非常に重要です。ある程度勉強してみて「やっぱりこの科目は自分に合わない」と再び勉強する科目を変えるようでは、勉強時間の大きなロスになってしまいます。

この記事では、物理・化学・生物・地学の科目別特徴を徹底解説しています。それぞれの科目に向いている人、おすすめの組み合わせなどについても紹介していますので、高校理科の科目選択で迷っている方はぜひ本記事をご覧ください。

高校理科の科目を選択する際に大切なこと

自分の志望校でどの科目が受験できるかを確認する

高校理科の科目を選択する際にまず意識すべきことは、自分の志望校でどの科目が受験できるかということです。例えば、薬学系ならば化学が、工学系や建築学系ならば物理が、多くの大学でほぼ必修になっています。

もちろん高校1、2年生の頃から志望校を決めるのは大変でしょうが、どのような分野に進みたいかは早めにある程度定めておくようにしましょう。

国公立大や早慶ならば2科目選択が基本

GMARCHレベルであれば1科目選択で受験できる学部がほとんどですが、国公立大や早慶といった難関私大になると、2科目選択が基本になります。

理系の2科目受験の場合、化学はほぼ必須で「物理+化学」か「化学+生物」のパターンが一般的でしょう。物理と生物の組み合わせは親和性があまりないため、避けた方が無難です。

物理+化学

物理学・天文学・工学・建築学系などの学科を志望する場合には、物理+化学のパターンが基本でしょう。また、計算が得意な人にも向いています。

化学+生物

生物学・生命科学・農学・薬学などの学科を志望する場合は、化学+生物のパターンが基本でしょう。物理+化学に比べると、暗記量が多くなります。

文系ならば生物か地学で選ぶのがおすすめ

国公立大志望の文系受験生は、センター試験で理科を受験しなければならない人が多いでしょう。文系の場合は、生物か地学から選択するのがおすすめです。

何故ならば、生物と地学は高校理科の中では計算が少なく暗記量が多いので、文系に向いている科目だと言えるからです。

高校理科の科目別特徴

科目名計算の多さ暗記量受験できる大学数
物理非常に多い非常に少ない多い
化学普通普通多い
生物少ない多い普通
地学少ない普通非常に少ない

物理

物理とは

物理とは、あらゆる現象を数式として表すことで、この世の普遍的法則を解き明かそうとする学問です。

物理の特徴

物理には以下のような特徴があります。

  • 計算と暗記の割合は9:1
  • 工学・建築学系などの分野に進みたい人におすすめ
  • 高得点は取りやすいが伸びるまでに時間がかかる

物理の場合、覚えるべき公式や用語はほとんどありません。覚えた公式を応用していかに問題を解くかという部分に重きが置かれる科目です。そのため、数学が苦手な人が選択すると相当苦労することになります。

物理は高校理科の中では比較的高得点が取りやすい科目ですが、このように応用力に重点が置かれる科目なので、点数が安定してくるまでには時間がかかるでしょう。

化学

化学とは

化学とは、物質の性質や変化について解き明かそうとする学問です。

化学の特徴

化学には以下のような特徴があります。

  • 計算と暗記の割合は5:5
  • 生命科学・農学・薬学などの分野に進みたい人におすすめ
  • 2科目受験の場合、ほぼ必ず選択することになる

化学は暗記問題と計算問題が同じくらいの割合で含まれていて、非常にバランスの良い科目だと言えるでしょう。

化学は生命科学・農学・薬学などの分野に進みたい人に特におすすめですが、ほぼ全ての理系の学部学科で受験できる科目です。また、2科目受験の場合、「物理+化学」か「化学+生物」のパターンが王道なので、化学ほぼ必ず選択することになります。

生物

生物とは

生物とは、生命の根本的仕組みを細胞レベルで解き明かそうとする学問です。

生物の特徴

生物には、以下のような特徴があります。

  • 高校理科の中では最も暗記量が多い
  • 暗記重視科目なので文系受験生にもおすすめ
  • 物理や化学に比べると受験できる大学は少ない

生物は高校理科の中では、最も暗記量が多い科目です。暗記重視科目なので、文系受験生も勉強しやすい科目だと言えるでしょう。

ただし、特に国公立大の2次試験などでは覚えたことを活用してどう問題を解くかということが重要になってくるので、ただ単に用語をたくさん覚えれば点が取れるという訳ではありません。

生物は記述式問題や考察問題が多いので、国語が得意な理系受験生にも向いている科目です。

生物のデメリットとしては、物理や化学に比べると、受験できる学部学科が少ないという点が挙げられます。特に工学系では受験できない場合が多いので注意しましょう。

地学

地学とは

地学とは、地球を構成する物質、地球の歴史、宇宙などについて学ぶ学問です。

地学の特徴

  • 計算も暗記量も少ないので短期間で仕上がる
  • 受験できる大学は非常に少ないのでほぼ文系専用科目
  • 参考書や予備校の授業が少ない

地学も高校理科の中では、計算が少なく、暗記重視科目だと言えます。かといって、生物よりも覚える量は少ないため、短期間の勉強で合格レベルまで仕上げることが可能です。

ただ、地学を受験できる大学は非常に少ないので、センター試験で理科を選択しなければならない文系受験生が受けることがほとんどです。理系の場合は、地学という選択肢はほぼ考えなくていいでしょう。

地学を受験する高校生は少ないので、必然的に地学に関する参考書や予備校の授業も少ないのが難点だと言えるでしょう。

まとめ

ここまで高校理科の科目別特徴を紹介してきました。

難関大の理系受験生の場合、地学という選択肢はほぼなく、物理と生物は親和性が悪いため、「化学+物理or生物」というパターンで受験するのが一般的です。物理か生物かは、自分の志望する分野、計算が得意か暗記が得意かなどで決めるのが良いでしょう。

今回解説した科目別の特徴をしっかりと理解して、後悔のない理科の科目選択を行って頂ければ幸いです。

高校の勉強に関する記事一覧

関連記事

人気記事

CLABEL(くらべる)は、進学、就職など人生の大切な意思決定をお助けする人生の攻略サイトです。上場企業が提出する「有価証券報告書」や厚生労働省の「国民生活基礎調査」のような公開情報であるデータを論拠に、よりたくさんの方が理解しやすい形で情報を提供していきます。
詳しくはこちら