【例文付き】高校生の読書感想文におすすめの書き方!手順を覚えて効率的に書く方法

最終更新日: 2019/11/25 14:30
本を読む女性

この記事では、高校生の読書感想文の書き方を例文付きで解説しています。初心者でも短時間で効率的に書けるように丁寧に手順を解説していますので、読書感想文の書き方で悩んでいる方はぜひ本記事をご覧ください。

読書感想文用の本の選び方

本を読む男性

読書感想文の書き方を説明する前に、まずは読書感想文用の本の選び方から解説していきましょう。

もしも自分がお気に入りの本があるのならば、迷うことなくその本を選ぶようにしてください。自分の好きな本が既にあるのなら、わざわざ新しく本を買う必要はありませんし、好きな本であれば感想も書きやすいでしょう。

ただ、恐らくこの記事を読んでいらっしゃる高校生の中には「読書をあまりしない」「お気に入りの本なんてない」という方が多いのではないでしょうか。そのような方は次の4点を意識して本を選ぶようにしましょう。

  • 興味をそそるようなタイトルの本から選ぶ
  • できるだけ短い本を選ぶ
  • 自分の体験談を交えやすい本を選ぶ
  • 教養書や入門書から選ぶ

興味をそそるようなタイトルの本から選ぶ

古本屋や図書館をブラブラと歩いていると、たとえ読書嫌いであっても、興味をそそるようなタイトルの本が1冊はあるはずです。少しでもビビッときたら2、3ページ程度立ち読みしてみて、完読できそうかチェックしてみましょう。

ちなみに、一般的な本屋さんだと立ち読みができないので、読書感想文用の本を選ぶ時は、古本屋か図書館に足を運ぶのがおすすめです。

できるだけ短い本を選ぶ

普段読書をあまりしていない人は、何百ページもある本を完読するのは厳しいでしょう。読書感想文を書く前に、本を完読するのに挫折してしまっては意味がありませんよね。

長い本を読んでも短い本を読んでも学校からもらえる評価は変わりませんから、できるだけページ数が少なくて読みやすそうな本を選ぶのがおすすめです。

ただ、あまりにも短い本だと大して書くネタが見つからないので、目安としては自分が1週間程度で読み終わりそうな本がいいでしょう。

自分の体験談を交えやすい本を選ぶ

読書感想文を書く時は、自分自身の体験談も交えながら、本の感想を述べることが求められます。

ですから、読書感想文用の本は自分の体験談を交えやすそうな内容のものを選ぶようにしましょう。例えば、野球部に所属している高校生でしたら、スポーツの教養書や野球がテーマの小説などを選ぶのがおすすめです。

教養書や入門書から選ぶ

読書感想文用の本は小説でも構わないのですが、普段あまり小説を読まない人でしたら、教養書や入門書などから選ぶのがおすすめ。普段あまり小説を読まない人が小説の読書感想文を書こうとすると、単なる「面白かった」「つまんなかった」などの感想で終わってしまいがちなのです。

教養書や入門書の方が「この本を通じてどのような学びを得たか」という部分が比較的書きやすいと言えるでしょう。

読書感想文の書き方のポイント

本を読む女性

「感想」とは「本を通じて新たに学んだこと」

読書感想文の「感想」とは、「面白かった」「つまらなかった」といったことではありません。読書の感想を述べることとは、読書を通じて自分が新しく学んだ事柄を書くことなのです。つまり、

自分は今まで〇〇だと思っていたけれど
今回の読書を通じて本当は〇〇なんだと学んだ

という二段構成を意識することが大切です。

ちなみに「この本には〇〇と書いてあったけど、自分は〇〇だと思う」という批判的に意見を述べる書き方もありますが、読書に慣れていない人には難しいので、あまりおすすめはしません。

自分の体験や社会問題を絡めて書く

読書感想文は確かにその本の感想文ではありますが、本の内容だけで完結してはいけません。読書感想文を書く時は、必ず自分の体験談を交ぜて書くようにしましょう。そうすることでより説得力が増しますし、読書の内容と実社会の経験を繋げて考えられる人間だとアピールすることができます。

加えて、最近ニュースで問題となっているような事例や課題にも触れながら書けると、更に高評価に繋がるでしょう。

読書感想文の書き方の手順

本を読む男性

読書感想文は次のような構成で書くようにしましょう。

  1. 「なぜその本を選んだのか」という理由や動機を書く
  2. 本のあらすじを簡潔に述べる
  3. 筆者が一番伝えたかったと思うことを述べる
  4. 本を読んで新しく学んだことを述べる
  5. 学んだことを活かして今後自分はどうしていきたいかを書く

では、これらの手順について例文を通じて見ていきましょう。

※以下の例文は読書感想文の書き方を説明するために書かれたものです。

「なぜその本を選んだのか」という理由や動機を書く

「若者たちに伝えたい読書の大切さ」を読んで 1年1組山田太郎

 私が今回読んだ本はアメリカ人のベストセラー作家であるクラ・ベルーが書いた「若者たちに伝えたい読書の大切さ」という本だ。
 私は普段はあまり読書をしないので、今回読書感想文を書くにあたって本選びには非常に迷った。読書感想文のために仕方なく古本屋をブラブラしていたところ、真っ先に興味を持ったのがこの本だった。理由としては、今の自分のシチュエーションにマッチしている本だったということもあるのだが、私自身が読書の大切さというものを特に見出せなかったからだという理由が大きい。今は何でもネットで検索できる時代だし、別に読書をしなくても生きていける。読書が大切だというならば、是非ともその理由を教えて欲しい。そういう気持ちでこの本を選んだのだ。

特に明確な理由や動機が見出せなくても、その本に出会ったきっかけを正直に述べるようにしましょう。もしどうしても書けなければ「最近話題になっている本だから」「人から薦められたから」「直感的に興味を持ったから」といったように書きましょう。

本のあらすじを簡潔に述べる

 この本はタイトル通り、著者が普段あまり読書をしない中高生に向けて、読書の重要性を説いた本だ。インターネット情報などと比較しながら、読書の持つ特有性や可能性について書かれている。

あらすじは長々と書いてはいけません。読み手が本の内容を知らないことを想定して、最低限のあらすじは書く必要がありますが、全体的にはそこまで重要ではないからです。例文のように「誰(ターゲット)に向けてどのようなことが書かれた本なのか」ということを簡単に書く程度で構いません。

筆者が一番伝えたかったと思うことを述べる

 筆者が考える読書とは、書き手の人生を疑似体験するということである。実際、読書をして作者や登場人物に感情移入している時の脳の動きは、自分自身で直接的に出来事を体験している時の脳とほぼ同じ動きであるらしい。
 これに対してネット情報を読む場合は、ライターの想いにじっくりと向き合うというよりは、必要な情報をできるだけ素早く取捨選択していくという意味合いが強く、疑似体験のような現象は起きにくいと言う。
 読書によって、人は「そこにいない」人間の人生を疑似体験し、自分自身の価値観や人生観を広げ、人として大きく成長していけるというのが筆者の主張だ。

本を通じて作者が一番伝えたかったことを簡単にまとめます。実際に本を読む時は、「ここは作者の主張だな」という箇所には蛍光ペンなどで線を引いて、後からまとめやすいようにしておきましょう。

本を読んで新しく学んだことを述べる

 確かに、父や周りの友達も読書をする際は、周囲のノイズを一旦シャッドダウンし、本と1対1で真剣に向き合っているように思う。筆者の意見には思わず「なるほど」と思わされた。
 私は今まで本を読むことは自分にとって必要な情報を集めることだと思っていたけれど、今回の読書を通じて、それ以上に書き手の想いや人生そのものを疑似体験して人間的に大きく成長するという意味合いが大きいことを学んだ。読書をするということは、まさに人生という航海の羅針盤を手に入れることなのだ。

先にも述べた通り、「自分は今まで〇〇だと思っていたけれど、今回の読書を通じて本当は〇〇なんだと学んだ」という変化を書きます。たとえ本当はそう思っていなくても、とにかく本を褒め称えることが点数アップの近道です。

学んだことを活かして今後自分はどうしていきたいかを書く

 私も今後はもっと積極的に読書をしていきたいと思う。だって、たった1回の読書でこんなにも私の価値観が変わってしまったのだから。
 これからは様々な本を読んで色々な人の人生に触れて、もっと人間としてひと回りもふた回りも成長していきたい。そして、読書の素晴らしさを更に多くの人に共有していきたいと思う。私にそう思わせてくれたこの本には感謝している。

最後に学んだことを活かして今後自分はどうしていきたいかを書くことで、教員に好かれる優等生の読書感想文が出来上がります。とにかく積極的な姿勢をアピールするようにしてください。

実際に読み終わって「つまんない本だった」と思っても、また本を一から選び直すのは大きな手間です。心の中では全く違うことを思っていても、最低限の時間で点数を取るためには、常にこのようなテンプレを意識して書くようにしましょう。

読書感想文の書き方Q&A

本を読む男性

文体は「です・ます調」の方がいい?

読書感想文の文体は、「です・ます調」でも「だ・である調」でもどちらでも構いません。どちらかと言えば、高校生は後者で書く人が多いでしょう。

一人称はどうすればいい?

読書感想文の一人称は「私」にしましょう。中学生ならば「僕」でも問題ありませんが、高校生の場合は一人称は「私」の方が望ましいです。

タイトルはどう付ければいい?

読書感想文のタイトルは普通に「〇〇を読んで」で構いません。読書感想文コンクールで賞を狙うならともかく、高校の先生に高評価をもらう程度であれば、そこまで魅力的なタイトルにしようとしなくても構いません。

他にも、以下のようなタイトルを付けてもいいでしょう。

  • 「〇〇から学んだこと」
  • 「〇〇と私の出会い」
  • 「私の人生を変えた1冊〇〇」

まとめ

ここまで短期間で読書感想文を仕上げる方法について解説してきました。以上のような書き方を意識して書けば、それほど時間をかけずに高校の先生から好かれる読書感想文が出来上がるでしょう。

真面目な人ほど心に思っていないことを書くのには抵抗があるかもしれませんが、正直な感想を書こうとして時間をかけるよりも、読書感想文はささっと仕上げて他の勉強に時間を充てるのがおすすめです。

関連記事

人気記事

CLABEL(くらべる)は、進学、就職など人生の大切な意思決定をお助けする人生の攻略サイトです。上場企業が提出する「有価証券報告書」や厚生労働省の「国民生活基礎調査」のような公開情報であるデータを論拠に、よりたくさんの方が理解しやすい形で情報を提供していきます。
詳しくはこちら