パートは社会保険に入るのは義務?加入条件とメリット・デメリット

最終更新日: 2019/01/16 11:45

2016年10月に社会保険加入対象者の範囲が拡大し、今まで加入する必要がなかった一部のパートの方も社会保険に入ることが義務となりました。パートとして働いている方は、自分が対象者になっているのかどうか把握されていますか?

この記事では、パートが社会保険に加入しなけらばならない条件がどのように変わったのか、また社会保険に加入するメリットとデメリットを解説します。

さらに、時給別に何時間働くとパートは社会保険に加入しないといけないのかもシミレーション形式で紹介しているので、そちらも参考にしてみてください。

パートでスーパーのレジをしている人の画像

パートは社会保険に入るのは義務?

2016年の10月から社会保険の加入対象者が拡大し、以下のどちらかの条件を満たすパートは社会保険に入ることが義務となっています。

条件1

  1. 年収130万円以上である
  2. 週の勤務時間が正社員の4分の3以上もしくは、月の勤務日数が正社員の4分の3以上である

条件2

  1. 週20時間以上働いている
  2. 月収88,000円以上(年収106万円以上)である
  3. 会社の正社員が501名以上である
  4. 1年以上働く予定である
  5. 学生ではない

今までは条件1を満たすパートのみが社会保険の加入対象でしたが、2016年10月からは条件2を満たすパートも含まれるようになりました。自分が対象者であるのか、勤務時間、給料、会社の正社員の状況から判断してみてください。

厚生労働省の短時間労働者向けリーフレットも参考になります。

パートが社会保険に入るメリット

パートのメリットを示す猫の画像

年金が増える

社会保険に加入すると、パートで働いている間に支払う厚生年金保険料の金額に応じて、将来の年金が増えます。「老後のお金が心配…」というパートの方は加入した方がいいかもしれません。

保険料が減る場合がある

原則として会社が、社会保険に加入している雇用者の健康保険料と厚生年金保険料を半分払うことになっています。そのためパートは負担しなければならない保険料が減る可能性があります。

パートが社会保険に入るデメリット

パートのデメリットを示す猫の画像

手取りが減る

パートが社会保険に加入すると、健康保険料や厚生年金保険料を払うことになるので手取りが減ってしまいます。将来、年金としてお金が返ってくると考えても、毎月実際に手にできるお金が減ってしまうのは嫌ですね。

パートだけど社会保険に入りたくない場合は?

パートだけれども社会保険に入りたくない場合は、条件2を満たさないようにしなければなりません。今回は月に88,000円を超えないような働き方を時給別に、シミレーションしてみます。

学生ではない人が、パートとして正社員が501名以上の会社で、1年未満働くことが前提です。

時給900円

時給900円×97時間=87,300円

時給が900円の場合、17日間の1日6時間労働で88,000円を超えません。この場合だと、週20時間以上働くことになりますが、社会保険加入の条件を満たすことにはなりません。

時給950円

時給950円×92時間=87,400円

時給が950円の場合、16日間の1日6時間労働で88,000円を超えません。この場合、週20時間以上働く可能性が大きいですが、お金の面で社会保険加入の条件を満たすことにはなりません。

時給1000円

時給1000円×87時間=87,000円

時給が1000円の場合、14日間の1日6時間労働で88,000円を超えません。シフトをうまく組めば、週20時間以上働くこともありません。

時給1050円

時給1050円×83時間=87,150円

時給が1050円の場合、13日間の1日6時間労働で88,000円を超えません。シフトをうまく組めば、週20時間以上働くこともありません。

上のシミュレーションから、週5日以上、1日7時間以上の労働をしなければ、パートで社会保険の加入が義務になることはまずありません

まとめ

パートは、上の条件を満たすと強制的に社会保険に入らなければなりません。加入後のメリットとデメリットを考慮して、働き方を考えたいですね。パートとして働いている方の参考になれば幸いです。

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