全国通訳案内士とは?試験の難易度や必要な語学力などを徹底解説!

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ベンチに座って会話をする男女

全国通訳案内士の試験概要、難易度と合格率、資格を取得するメリット、おすすめのテキストなどについて解説した記事です。

「全国通訳案内士を目指している」「語学力を活かした仕事がしたい」「外国人に日本の魅力を伝えたい」といった方は参考にしてください。

全国通訳案内士とは

全国通訳案内士とは、報酬を得て、来日した外国人に付き添い、外国語を用いて日本全国の観光案内をする職業です。

JNTO(日本政府観光局)が観光庁の代行機関として試験を実施しており、2020年4月1日時点の登録者数は26,077人に達しています。

2018年1月4日より資格を持たない人でも有償で通訳案内をできるようになりましたが、全国通訳案内士及びこれに類似する通訳ガイド・認定ガイド・日本ガイドなどと名乗るためには、国家試験に合格し、全国通訳案内士として都道府県の登録を受ける必要があります。

全国通訳案内士試験の外国語の種類は、英語・フランス語・スペイン語・ドイツ語・中国語・イタリア語・ポルトガル語・ロシア語・韓国語・タイ語の10ヶ国語です。

全国通訳案内士は、単に語学力が優れているだけでなく、日本全国の歴史・地理・文化・観光などに関する幅広い知識と教養を持って日本を紹介するという重要な役割を負っています。

外国人旅行者に正しく日本を理解して帰ってもらうことは大切なことであり、全国通訳案内士は民間外交官とも言える国際親善の一翼を担っているのです。

全国通訳案内士の試験概要

試験科目・試験時間・満点・合格基準

試験科目試験時間満点合格基準
外国語120分100点約70点
日本地理40分100点約70点
日本歴史40分100点約70点
産業・文化・経済・政治に関する一般常識20分50点約30点
通訳案内の実務20分50点約30点

1次試験の出題形式

原則、全科目マークシート方式。ただし、フランス語・スペイン語・ドイツ語・イタリア語・ポルトガル語・ロシア語・タイ語の試験は、記述式で行われます。

2次試験について

1次試験合格者のみ、1人10分程度の2次試験(外国語による面接試験)が行われます。

試験委員が読み上げる日本語の問題文を外国語訳し、その問題文に関連した質疑応答を行う試験と、提示される3つのテーマから受験者が1つを選び、外国語で説明を行い、そのテーマについて試験委員に自分の意見を述べるプレゼンテーション試験の2課題です。

合格判定に当たっては、プレゼンテーション・コミュニケーション・文法・語彙・発音・発声・ホスピタリティといった評価基準を設け、合格基準点(原則として7割)に達しているか否かを判定することにより行われます。

全国通訳案内士試験の難易度と合格率

英検1級、TOEIC900点以上で英語の筆記試験が免除になるので、筆記試験、面接試験共にその程度の語学力は必要になると言えます。

更に、こうした高度な語学力に加えて、日本の歴史・地理・産業・文化・経済・政治などに関する幅広い理解も求められます。

総じて言えば、難関大学の外国語学部などを卒業した人と同じくらいの語学力や知識・教養が求められるのは間違いありません。

2019年度の合格率は以下の通りです。

選択外国語最終合格率
英語9.2%
フランス語8.0%
スペイン語9.5%
ドイツ語3.8%
中国語6.6%
イタリア語2.3%
ポルトガル語2.1%
ロシア語5.6%
韓国語6.3%
タイ語0%

全国通訳案内士は就職で有利になるのか

全国通訳案内士試験は、先述した通り、英検1級やTOEIC900点レベルと同等以上の難易度があります。なので、採用担当者が全国通訳案内士の難易度の高さを知っていれば、就活で非常に高い語学力の証明になるでしょう。

しかし、残念ながら、全国通訳案内士試験がどれほど難しいかを正確に知っている採用担当者はあまり多くありません。ですので、就活で語学力をアピールするために資格を取りたいならば、英検やTOEICを受験した方が良いでしょう。

全国通訳案内士の資格が有利に働く業界としては、旅行会社やツアー会社、ホテルといった観光業界が中心です。

全国通訳案内士試験におすすめのテキスト




丁寧な解説と豊富な地図・写真によって、観光地や観光資源をイメージしながら視覚的に学習できる、地理・歴史・一般常識・実務対策用のテキストです。実力チェック&本番のシミュレーションに最適な、本試験形式の予想問題も1回分収録しています。




逐次通訳問題30問+プレゼンテーション問題30問の計60問の予想問題、それぞれの問題から想定される質疑応答例を掲載した、2次試験対策用のテキストです。付属CDによって、発音やスピード、モデルアンサーなどが確認できるようになっています。

まとめ

以上「全国通訳案内士とは?試験の難易度や必要な語学力などを徹底解説!」でした。

全国通訳案内士は、高い難易度の割には知名度が低く、就活ではあまりコスパの良い資格とは言えません。就活で語学力をアピールしたいならば、英検やTOEICの方がおすすめです。

しかし、「外国人に日本の良さを直に伝えたい」「通訳ガイドとして活躍したい」と考えているならば、是非とも取得しておくべき資格だと言えるでしょう。

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