【2020年最新版】行政書士の仕事とは?試験の難易度や合格率、司法書士との違いなどを解説!

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行政書士に関する総合解説記事です。行政書士の仕事内容、行政書士の強みと弱み、行政書士試験の概要、難易度や合格率、行政書士試験におすすめのテキストと問題集などを紹介しています。

行政書士の仕事に興味がある方、行政書士を目指している方などはぜひ参考にしてみてください。

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行政書士とは

行政書士とは、行政(各省庁、都道府県庁、市・区役所、町・村役場、警察署など)に提出する書類、権利義務関係に関する書類、事実証明に関する書類などの作成や申請手続を代理して行える資格です。

例えば、税理士なら税務に関する書類、社労士ならば労務に関する書類といったように他の士業はそれぞれ独占業務が明確に決まっていますが、行政書士は基本的に他の士業が独占していない全ての書類の作成・申請手続を担います。

そのため、行政書士が扱える書類は1万種類以上も存在すると言われており、非常に幅広い業務を担っているのが行政書士の特徴です。

行政書士の主な仕事内容

仕事内容
法人関連手続株式会社やNPO法人、医療法人、学校法人、組合などの設立手続、事業運営の支援などを行います。
許認可申請建設業や運送業、産業廃棄物処理業、宅建業、飲食店などの許可申請手続を行います。
外国人雇用関係外国人を雇用する際に必要になる、入国管理局への申請手続を行います。
知的財産関係文化庁への著作権の登録申請や、知的財産権の保護・啓蒙活動を行います。
電子申請・電子調達行政手続に関する各種オンライン申請・届出の代理を行います。
契約書作成交通事故に関する手続、土地や建物の賃貸借や金銭の消費貸借などの契約書類の作成を行います。
内容証明債権債務問題に関する諸手続、内容証明郵便、公正証書などの書類の作成を行います。
自動車登録自動車のナンバーや名義変更などの自動車登録申請を行います。
遺言・相続遺言書の作成支援、遺産相続における遺産分割協議書などの作成、相続財産の調査を行います。
土地活用土地を活用する際に必要になる、各種申請手続を行います。
日本国籍取得日本の国籍取得を希望する人の帰化申請手続を行います。

以上は行政書士の業務のほんの一部に過ぎません。

行政書士と司法書士の違い

行政書士と混同しやすい資格として司法書士があります。どちらも書類の作成・申請手続きを行うという点では同じですが、最も異なるのは作成した書類の主な提出先です。

行政書士が国や都道府県、市区町村といった行政機関に提出する書類を扱うのに対し、司法書士は法務局や裁判所へ提出する書類を扱います。例えば、司法書士の独占業務として登記関係手続業務があり、行政書士は行うことができません。

また、試験の難易度も大きく異なります。行政書士試験の難易度は、後述しますが、合格率15%くらいであり、士業の中ではそれほど難しい試験ではありません。

一方、司法書士試験の難易度は司法試験や公認会計士試験に近く、合格率3%前後、合格するためには3000時間以上の勉強時間は必要です。

大学受験で例えれば、行政書士と司法書士では、MARCHと東大京大くらいの難易度の差があると思ってください。

行政書士の試験概要

受験資格必要なし
受験料7000円
試験実施日11月第2日曜日
試験時間3時間(午前1時から午後5時まで)
満点300点
出題数法律系科目46題、一般知識14題
出題形式マークシート方式(一部記述式)
出題科目憲法・行政法・民法・商法・基礎法学・一般知識(政治経済・社会・情報通信・個人情報保護・文章理解)
合格基準試験全体の得点が60%以上であり、かつ法律科目の得点が50%以上、一般知識の得点が40%以上

行政書士試験の難易度と合格率

行政書士試験の合格率は毎年10%〜15%くらいであり、合格に必要な勉強時間は約800時間(法学部卒業生などであれば400時間程度)と言われています。受験資格は必要ありません。

決して簡単な試験ではありませんが、司法書士・公認会計士・税理士・弁理士・社労士などよりもかなり易しく、宅建よりやや難しい程度なので、士業の中では働きながら独学で勉強しても合格しやすい試験だと言えるでしょう。

行政書士は法律系国家資格の入門として位置付けられることも多いため、弁護士や司法書士を目指す人が最初に力試しとして受けることもしばしばあります。

逆に言えば、行政書士試験に何年経っても受からないようであれば、そもそも法律の学習にあまり向いていないということなので、司法試験や司法書士試験は諦めた方が無難です。

行政書士の難易度を大学受験で例えると、MARCH下位くらいのレベルだと言えるでしょう。

士業の難易度をざっくりと表すと

弁護士/会計士>司法書士>税理士/弁理士>社労士>行政書士>宅建

くらいに捉えて頂ければ問題ありません。

近年の合格率

年度合格率
平成27年度13.1%
平成28年度10.0%
平成29年度15.7%
平成30年度12.7%
令和元年度11.5%

行政書士の強みと弱み

行政書士の強み

手軽に独立開業を目指せる資格

身近な法律の専門家として、1万種類以上の書類作成を独占業務として扱える行政書士は、自分の能力次第でいくらでも稼ぐことができます。

また、独立開業が目指せる資格の中ではあまり難易度は高くなく、比較的コスパの良い資格だと言えるでしょう。例えば、FP1級よりも行政書士試験の難易度は低いですが、FP1級などよりも遥かに開業して生計を立てていきやすい資格です。

行政書士の弱み

就職や転職ではほとんど役に立たない

行政書士は自分自身で独立開業するのに適している資格です。ですので、行政書士事務所などは除いて、一般企業への就職・転職にはほとんど役立たないでしょう。

もちろん難関資格を取得したという努力は評価されるでしょうが、「行政書士資格を持っているからこの人を採用しよう」と思われることはほとんどないです。法務部への就職を目指すなら弁護士や司法書士の方が重宝されますし、総務部や人事部であれば社労士の方が有利でしょう。

自分自身の営業能力やスキルによって収入に差が出やすい

独立開業するにしても、扱う書類の種類が膨大なだけに、自分の得意な業務領域を確立して、他と行政書士との差別化を図っておかないと、なかなか新規顧客を獲得していくのは難しいでしょう。

実際、年収1000万以上稼いでいる人もいれば、一般的な契約社員やアルバイト以下の月収しか稼げていない人もいて、行政書士の年収には開きがあります。他の士業よりも、自分自身の営業能力やスキルによって収入に差が出やすいというのも行政書士の特徴です。

将来的にAIに仕事を奪われる可能性がある

近年では、市民の負担軽減を目的として、行政への各種事務手続は簡略化や電子化が進んでおります。ですので、「この程度だったら自分でも出来る」と、行政書士に依頼せず、自分自身で手続きを行おうとする人も増えてきています。

その反面、行政書士試験はそれほど難しい試験ではないため、行政書士の数は増加しており、需要はあまり変わらないのに供給だけが増えている状態なのです。

また、将来的に技術が更に進歩すれば、行政書士が担っている手続業務の大半は、AIが代行してくれるような時代が来るかもしれません。

行政書士試験におすすめのテキストと問題集

テキスト




フルカラーかつ図表とイラストを中心に構成された、分かりやすい解説が自慢の行政書士試験テキストです。

行政書士試験は学習範囲が広いため、優先順位をつけた学習をすることが大切になります。本書では、試験の合否に影響する重要項目、各科目の理解に必要な基本項目をしっかりと網羅し、知らなくても合否に影響しない細目部分は大胆にカットしており、メリハリのある学習ができる一冊となっています。

また、5冊に分けて持ち運べるようになっていますので、いつでもどこでも学習することが可能です。5分冊目はミニ六法となっており、条文そのものを確認する必要があるものを厳選して収録しています。

問題集




厳選された過去問とオリジナル問題を収録した、行政書士試験対策の問題集です。

過去問70%、オリジナル問題30%の割合で収録しており、過去問で繰り返し出題される可能性の高い問題の復習を行い、オリジナル問題で未出題論点の学習を行える構成となっています。

各問題には重要度を表示しているので、学習の強弱を付けやすく、効率的な試験勉強が可能です。また、問題と解答は、原則として1問ずつの見開き構成となっており、スムーズに各論点の学習を行っていくことができます。

まとめ

以上「行政書士の仕事とは?試験の難易度や合格率、司法書士との違いなどを解説!」でした。

行政書士試験はそれほど難易度が高くなく、1日2時間程度の勉強でも約1年で合格できるので、「絶対に独立開業したい!」という人はまず行政書士試験に挑戦してみてはいかがでしょうか。

ただ、行政書士の数は比較的多く、将来はAIに仕事が奪われてしまうことも懸念されているので、できれば社労士や中小企業診断士など、行政書士と相性が良い資格とのダブルライセンスを目指すのがおすすめです。

参考:日本行政書士会連合会の公式ホームページ

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