大学生におすすめの本10選【小説編】

最終更新日: 2020/01/17 18:53

大学生は折に触れて「今のうちに本を読んでおけ」と言われますが、活字の本というだけで退屈なイメージを抱いてしまう大学生は多いと思います。

ビジネス書や学術書といった実利的な本を読むことも大切ですが、せっかくなら楽しくて面白い本も読みたいですよね。

そこでおすすめなのが小説です。

「読書=勉強」と肩の力を張らずに読める、大学生におすすめの本を10冊紹介します。

小説で感動したい大学生におすすめの本

アルジャーノンに花束を

知能が高いことは人としての幸せに繋がるのでしょうか。

主人公のチャーリィは知的障害者のため、32歳になっても6歳児並みの知能しかありませんでしたが、脳外科手術を受けて天才へと変貌していきます。

しかし、突如として高い知能を手に入れたことによって今まで知らなかった愛憎や孤独の感情に苛まれ、運命に翻弄されていきます。

奇跡と悲劇を乗り越えた先に知る、人の心の真実とは。

物語ラストの一文に涙を流さずにはいられない、心温まるお話です。

博士の愛した数式

家政婦の「私」が派遣された先は、80分しか記憶が持たない元数学者の「博士」の家だった。

数字以外には何の興味も示さない「博士」だったが、ある日「私」に幼い息子がいることを知ると、「家に一人じゃかわいそうだから連れてこい」と言った。

「私」と「博士」と「ルート」」の3人が織りなす穏やかで平凡な日々はいつまでも続くように思われたが・・・。

大学生のうちは、恋愛に頭を悩ませたり、人間関係というものが分からなくなったりして精神が疲弊してしまうことも多いかもしれません。

悲しく暖かい愛を描いたこの物語は、そんな大学生にこそ読んでほしい本です。

「長いのは苦手!」という大学生におすすめの本

「長い時間活字ばっかり眺めていると眠くなってしまう」という方や、本を読むのに時間を割けない忙しい大学生のために、短時間でサクっと読める本を紹介します。

ヴェニスに死す

大学生は背伸びしてでも高尚な感性に触れてみたいお年頃ですよね。

格調高く美しいバッドエンドをご所望の大学生には『ヴェニスに死す』という本がおすすめです。

年老いた有名作家の主人公は、療養先のヴェニスで出会った美少年に魅了され、滅びの運命を辿る。

人は「完璧な美しさ」に出会った時どうなってしまうのかを、文豪トマス・マンが実体験を元に活写した名作古典です。

古い本なので少し読みにくいところもありますがページ数は少ないため、暇つぶしにサラッと読めてしまう本だと思います。

イン・ザ・プール

色白でデブでマザコンの精神科医と、クセの強い患者たちが繰り広げる痛快コメディー。

ストーリーが明快でギャグも面白いので、つい夢中になってしまうと思います。

また、短編集なので読書に慣れるための肩慣らしとしてもオススメです。

長編小説に挑戦したい大学生におすすめの本

短い小説もテンポが良くて面白いですが、物語の世界にたっぷりと浸りたいという大学生には長編小説がおすすめです。

何冊も続くような長い長い小説でも、時間のある大学生なら読破できるはずです!

坂の上の雲

明治維新を終え、近代国家への道を歩み始めた日本が日露戦争に勝利するまでを描いた長編歴史小説。

文庫本にして8冊もあるので、忙しい社会人になってからではなかなか手をつけられないボリュームですが、明治という時代の臨場感を味わうにはこれ以上ない小説だと思います。

NHKでドラマ化もされているので、気になった方はそちらも視聴してみてはいかがでしょうか。

十二国記

ファンタジーの世界に飛び込みたい!という大学生には『十二国記』という本がおすすめです。

古代中国をイメージした異世界が舞台の大長編小説で、現在も続刊中です。

異世界に迷い込んだ平凡な女子高生の視点から、過酷な運命のもとで必死に生きる人々の姿を描いた大作です。

赤と黒

スタンダールの『赤と黒』は立身出世の野望を抱く大学生におすすめの本です。

野心に燃える片田舎の青年が、己が頭脳と美貌を頼りに上流階級への成り上がりに挑むお話。

努力家だけど自意識過剰な主人公の切迫した心理描写や、時代背景を踏まえた物語展開が魅力の小説です。

大学生ならではの共感を得られる本

読書に夢中になってみたいけど、やっぱりすぐに飽きてしまうという大学生は多いでしょう。

若者が主人公の小説はやはり共感できる場面も多く、感情移入しやすいのでおすすめです。

太陽の塔

続いては、大学生が主人公のちょっと切ない青春小説をご紹介。

森見登美彦の『太陽の塔』は、主人公が振られてしまったかつての恋人を「観察と研究」という名目で追いかけるお話です。

主人公はその行為を決して「未練からのストーカー行為」とは認めず、「自分はなぜ彼女にあれほど心を奪われたのか」「なぜ彼女は私を袖にしたのか」というのを「研究」していきます。

主人公はプライドが高く自堕落な、いわゆる「ろくでなし」な大学生なので共感しやすい方も多いのではないでしょうか。

ライ麦畑で捕まえて

義務、責任、建前、嘘......

成人に差し掛かる大学生ともなれば、このような困難にぶつかり始めることだと思います。

逃れ得ぬ世の中の不条理や欺瞞を鬱陶しく感じる大学生にはD.S.サリンジャーの『ライ麦畑で捕まえて』という本がおすすめです。

『ライ麦畑で捕まえて』は、成績不振で高校を退学になった17歳の青年が、クリスマス前のニューヨークの街を巡る物語。

社会や大人の欺瞞に対する不満を主人公が素朴な言葉で訴えかけるこの本は、時代や地域を超えて若者の共感を集めました。

最近話題になった映画『天気の子』の冒頭にもこの本がチラッと登場しています。

人間失格

太宰治の『人間失格』は普段本を読まない大学生でも知っている本ではないでしょうか。

「恥の多い生涯を送ってきました。」という最初の一節はあまりにも有名です。

幼い頃から人の気持ちが理解できないという主人公は、自分と他人が違うのではないかという不安を抱き、それを他人に悟られまいと自らを偽って道化としての人生を歩みます。

自分は他人とは違うのではないか?と思ったことがある人、他人に合わせるために自分を偽っている人にこそ読んでほしい本です。

まとめ

以上、大学生におすすめの本10選!【小説編】でした。

いかがでしたでしょうか。

あまり本を読まないという大学生でも、小説であればとっつきやすい本も多いと思います。

本を読む目的や楽しみ方は人それぞれなので、難しいことは考えずに「これだ!」と思った本に出会ったらどんどん手にとって行きましょう。

面白い本や素敵な本に出会えると良いですね。

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