大学受験の面接対策!定番の質問と回答例10選

最終更新日: 2019/10/21 15:45
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大学受験の推薦入試やAO入試ではほぼ必ず面接試験が課されます。面接では誰だって緊張してしまうのが当たり前。そんな中で与えられる質問にしっかりと応えるためには、事前にどんな質問が聞かれるのかを知り、十分に対策しておくことが欠かせません。

この記事では、大学受験の面接でよく聞かれる定番の質問とその解答例を解説しています。これから推薦入試やAO入試で面接を受ける予定のある高校生の方はぜひご覧ください。

大学受験の面接でよく聞かれる10個の質問と解答例

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「簡単に自己紹介をお願いします」

おそらくこの質問は面接の最初に聞かれることになるでしょう。面接官がこの質問を聞く意図としては、これから面接を行なっていく中で受験生がどんな人なのかということを大まかに把握しておきたいからです。

ですから、あまりにも情報を入れ込みすぎて長々と喋ってはいけません。氏名と高校名、最近興味関心を持っていることや高校で主に頑張っていることを簡潔に話すくらいの情報で問題ありません。

ただし、その後の質問は自己紹介での情報をもとに展開していくことになるでしょうから、できるだけ志望している学部学科の志望理由に繋がるような情報を話すようにしましょう。

解答例(法学部国際政治学科志望)

クラベル高等学校3年生の山田太郎です。最近は発展途上国の貧困問題に関心があり、今年の夏休みは1ヶ月間NGOのワークキャンプに参加し、ネパールにボランティアに行きました。本日は何卒よろしくお願い致します。

「本学を志望した理由を教えてください」

面接官がこの質問で知りたいのは、「なぜ他の大学の学部ではなく、うちの大学の学部を志望したのか」です。学びたい学問の志望理由になってしまわないように注意しましょう。

おすすめの解答パターンとしては、「〇〇教授がいるから~」と教授の研究内容と自分の研究したいことを関連づけて話すパターンです。事前にどんな教授がいてそれぞれどんな研究をしているのかをしっかりとリサーチしておきましょう。

解答例(歯学部歯学科志望)

私がクラベル大学歯学部を志望するのは、歯科保存学会の理事を務めていらっしゃる鈴木教授のもとで学ぶことができ、そして何より4年次に1ヵ月の海外臨床研修が必修になっているからです。私は特に歯科保存学に強い関心があるのですが、残念ながら今の日本は海外と比較すると、80歳時点での歯の残存本数が少なく、歯を長期的に保存していくための技術が遅れていることを示しています。だからこそ私は、これからの歯学部生は日本だけでなく海外の歯科医療も積極的に学んでいくべきだと考えています。ですから、海外臨床研修で現地の医療技術をリアルに学べるという点は私にとって非常に魅力的でした。

「大学ではどのような研究をしたいですか?」

面接官はこの質問で、受験生と志望している学部学科との相性を確かめようとしています。まだ大学での学びを知らない高校生にとっては非常に難しい質問です。

しかしながら、例え研究プランをしっかりと話すことができなくても構いません。それよりも、今自分はどんな問題に関心があって、大学でその問題解決にどう自分なりにアプローチしていきたいのかを話すことが大切です。

解答例(社会学部社会学科の例)

私は認知症を持つ方に対して家族や友人、そして社会全体がどう関わっていくべきかを研究したいです。現在の認知症患者に対するアプローチは、残念ながら彼ら本人の目線ではなく、健常者から見た認知症患者という目線で作られていると感じています。ですから、私は単に本や論文を読んで学ぶだけでなく、実際に認知症を患っている方々やその家族にインタビューを行い、彼らのリアルな声に耳を傾けていきたいです。クラベル大学社会学部社会学科はこうしたインタビュー実習が充実しているので、私がやりたいことに合っていると感じています。

「大学でその研究を行うために今何か努力していますか?」

この質問は 「大学ではどのような研究をしたいですか?」という質問と関連づけられて聞かれるでしょう。大学では自主的に学ぶことが求められるので、学生に主体性があるかどうかをこの質問でチェックしています。

当然ながら「ありません」「大学に入ってから頑張ります」といった解答はNGです。大それたことでなくてもいいので、今実際に努力していることを自分の言葉で話しましょう。

解答例(理学部物理学科志望)

私は大学でブラックホールの研究を行うために、国内外のブラックホールに関する本や論文を英語で読んでいます。世界の天文学の最先端技術を学び、国際的な学会でも発表を行えるようになるためには、高校生のうちからある程度の文献は英語で購読できないといけないと思っているからです。大体ですが、週に1冊程度のペースで読むようにしています。最近では「〇〇」という本が特に興味深かったです。また、単に読んで終わりにするだけでなく、読み終わった後にその論点や自分の感想などを簡単にですがA4のレポート1枚にまとめるようにしています。

「他の大学は受けていますか?」

本当は他の大学も受けているのに「受けていない」と嘘をつくのはやめましょう。ただし「貴学は第二志望です」「併願している方が第一志望です」といったことまで正直に話すのは避けた方が無難です。

普通に「他には〇〇大学を受けています」だけで構いません。もし「どちらが第一志望ですか?」といったことまで聞かれた時は、例え嘘であっても「貴学が第一志望です」と言うようにしましょう。

解答例

はい、他には念のためにベルクラ大学の文学部も受けています。ですが、私はやはり貴学の山田教授のもとで学びたいという想いの方が強いです。

「本学の印象はどうですか?」

この質問は、受験生がホームページやパンフレットを見るだけでなく、実際に大学に足を運んでいるかという積極性を確認しようとしています。事前にオープンキャンパスや文化祭に足を運び、その大学の雰囲気を肌で感じておくことが大切です。

解答例

非常に自由な校風で学生の主体性を尊重してくれる大学だと感じています。今年のオープンキャンパスに足を運んだ時、献血活動など様々なボランティアを学生が主体的に行なっている光景が随所で目に入りました。また、ピエロ姿や水着姿など色々と個性的な格好をした人がいて、そうした光景は他の大学ではあまり見られなかったです。もちろん最低限の規律は大事でありますが、学生の個性を重んじてくれるかどうかは私が大学を選ぶ際に重要視していた要素の1つだったので、直感的に貴学の雰囲気には惹かれてしまいました。

「高校生活で頑張ったことは何ですか?」

「陸上部の活動です」「英語の勉強です」といった抽象的な文言で終わらすのではなく、必ず具体的なエピソードをまじえて話すようにしましょう。また「1年間で部員を20人集めました」といったように具体的な数値を挙げることで説得力が増します。

結果的に成し遂げたことの大小は問題ではありません。自分自身がどのように考えてどう主体的に行動してきたのかをアピールすることが大切です。

解答例

私が高校で頑張ったことは囲碁部の部員集めです。私が1年生で囲碁部に入部した時、部員はたったの3人しかいませんでした。私が2年生になると先輩たちはみんな卒業してしまい、とうとう私1人だけになってしまいました。このままでは廃部も免れません。そこで私は、囲碁部のホームページを自分で立ち上げました。更に多くの人に見てもらうために、自分でSEOの勉強をし、毎週ホームページに記事やコンテンツを更新していくことで知名度を上げていきました。その結果、1年間で部員を10人集めることに成功しました。

「将来はどんな職業に就きたいですか?」

受験生が将来に対して、明確なビジョンを持っているかを問う問題です。「法学部だから弁護士」など必ずしも専門職を挙げる必要はありませんが、できるだけ大学で学ぶ内容と関連づけて話せるといいでしょう。

また、単に「〇〇に就きたい」と職業名を挙げるだけでなく、その職業に就いて自分は何をしたいのか、社会にどのように貢献していきたいのか、といったことまで明確に述べることが大切です。

解答例(福祉学部福祉学科志望)

私は卒業後は介護福祉士の資格を取り、社会福祉施設で介護業務に携わりたいと考えています。私が考える介護とは、単に日常生活の世話をするだけでなく、家族や地域社会全体と連携をとりながら、介護利用者の自立支援を促していくことです。私自身も、介護利用者が自ら健康的で文化的な生活を行なっていけるように自立支援を行える介護福祉士になりたいです。そのために現在私は週末を利用して介護現場でボランティアを行い、早くから実践的な経験を積むようにしています。

「あなたの長所と短所を挙げてください」

長所を話すのはそれほど難しくありませんが、短所を話すのは気が引けてしまうという人も少なくないでしょう。しかし、短所を克服するために今現在努力していることをきちんと述べることができれば、決してマイナス評価には繋がりません。

間違っても「短所はありません」といった解答はやめましょう。短所がない人間なんていませんし、かえって自己分析ができていないという印象を与えてしまいます。

解答例

私の長所は明るい性格だということです。場の空気が悪かったら、なんとか明るくしようと努め、もし1人でいる子がいたら積極的に話しかけるようにしています。周りの人からも「花子ちゃんといるといつも楽しく過ごせる」とよく言われます。逆に短所は、こういった性格であるがゆえに人によっては鬱陶しい、お節介だと思われてしまうことです。ですから最近では、行動に移す前にまず「相手が自分に何を求めているか」をよく考えるようにし、もしその時点で私が関与する必要性を見出せなければ、あえて放置しておくようにしています。難しいですが、相手によって対応の仕方を柔軟に変える術を身につけようと努力しています。

「あなたの尊敬する人物は誰ですか?」

尊敬する人物は、歴史上の人物や芸能人などでも構いませんが、できれば実際に面識のある人物が望ましいでしょう。その人物から一体何をどう学んだのか、といったことまでエピソードをまじえて具体的に伝えることが大切です。

また、この質問も、志望する学部学科や将来就きたい職業と関連づけて話せると良いでしょう。

解答例(教育学部教育学科の例)

私が尊敬する人物は、野球部の顧問の川口先生です。川口先生は大会前になると、自分の仕事を後回しにして、夜遅くまで練習に付き合ってくれました。また、1ヵ月に1回部員全員に面談の時間を設けてくれたり、困ったことがあった時には何時間でも相談に乗ってくれました。私は川口先生から生徒一人一人に真摯に向き合う姿勢を学びました。私も川口先生のような生徒たちの心に寄り添える高校教師になりたいです。

まとめ

ここまで大学受験の面接で聞かれやすい質問と解答例を10パターン紹介してきました。本番でスムーズに質問に答えるには、あらかじめ質問を想定し、何度も何度も練習を重ねていくことが欠かせません。

ぜひこの記事で紹介した解答例を自分自身の経験に当てはめて、面接官を唸らせるような解答ができるように練習を繰り返していきましょう。

また、これまで紹介した10個の質問の中でも、特に合否に影響を与えやすいのは大学の志望理由に関する質問です。大学の志望理由の話し方に関しては、以下の記事でも詳しく解説していますので合わせてお読みください。

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