育休(育児休業)のあらまし!期間や取得条件、手当の有無に関して徹底解説

最終更新日: 2019/06/10 15:18
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新しい家族ができるということは非常に喜ばしいことですよね。旧来の日本では、男性が外で働き収入を得て、女性が子育てや家事を担当する家庭のスタイルが基本でした。

しかし、昭和55年以降、夫婦の共働き世帯が年々増加し、平成29年には旧来世帯の約二倍数が共働き世帯となり、それに伴う育児・出産に関する課題への回答として知られている「産休」「育休」。

この記事では厚生労働省「育児・介護休業法のあらまし」を参考に、「育休(育児休業)」の期間や取得条件等あらましを解説します。

育児休業に関する知識の重要なポイント、多くの方が興味・関心を持つポイントについてを簡単に解説するので、参考にしてみてください。

育休(育児休業)とは

育休とは、育児・介護休業の法律に基づく労働者の権利です。1歳未満の子供を養育する労働者は、性別に関係なく所属する会社に申し出ることにより、子供が1歳になるまでの間で希望する期間、育児を目的とした休業が可能です。

POINT

  1. 男性も女性も育休を取得できる
  2. 自身が会社に申し出ることにより育休を取得できる
  3. 育休は1歳に満たない子を養育するためにとる

育休(育児休業)はなぜ存在するのか

「日本では少子高齢化が進み、人口減少の時代を迎えている」という話を誰でも一度は耳にしたことがあると思います。人口の減少による労働力人口の減少のように社会経済に影響を与えているのです。

「結婚・出産・子育て」と「仕事」の両立が困難であることが少子化の1つの課題として考えられており、その課題を解決するために育休が存在します。

「社会で活躍して金銭的な豊かさを得たい」「結婚や出産、子育て等の生活を豊かにしたい」

育休はそれらを両立する手助けをする制度なのです。

育休(育児休業)の期間はいつからいつまでか

育児休業の時系列

育休の期間は、原則として子供が生まれた日から子供が1歳に達するまでの連続した期間です。男性と女性では育休の取得開始日が異なります。

また、育児休業は条件に合致した場合、最長で子供が1歳6ヶ月に達するまで延長することができ、1歳6ヶ月でも足りない場合は2歳に達するまで延長することが可能。

男性の場合は子供が生まれた日からで、女性の場合は産休終了日の翌日からが育休取得開始日です。

また両親ともに育児休業を取得する場合、「パパ・ママ育休プラス特例」の対象となります。(パパ・ママ育休プラス特例に関しては別記事で詳しく記載します)

育児休業の延長条件

1歳6ヶ月までの延長

  • 育児休業に係る子が1歳に達する日において、労働者本人又は配偶者が育児休業をしている
  • 保育所に入所できない等、1歳を超えても休業が特に必要と認められる

2歳までの延長

  • 育児休業に係る子が1歳6か月に達する日において、労働者本人又は配偶者が育児休業をしている
  • 保育所に入所できない等、1歳6か月を超えても休業が特に必要と認められる

引用 : 厚生労働省 育児・介護休業法のあらまし

育児休業の延長は基本的には保育所に入所できなかったり、配偶者が亡くなったり、離婚等の理由で育児休業の延長をやむなしとなった場合に適用されます。

育休(育児休業)の取得条件/対象とは

育児休業は

  • 1年以上同じ企業に勤めている
  • 子供が1歳6ヶ月に達する日までに労働契約の期間が満了することが明らかでない
  • 1歳未満の子がいる

このポイントを押さえていれば基本的に男女問わず、非正規雇用の社員でも育休を取得することが可能です。

育児休業の対象にならない例

育児休業の対象にならない例

基本的には、就業期間が1年未満である状態、もしくは子が1歳6ヶ月に達するまでに労働契約の期間が満了することが明らかな場合、育休の対象になりません。

育休(育児休業)中に手当/給料はもらえるのか

育休中は会社からの給料をもらうことはできません。しかし、

育児休業給付には、育児休業期間中に支給される「育児休業給付金」があります。育児休業給付は、被保険者が1歳又は1歳2か月(注意1)(支給対象期間の延長に該当する場合は1歳6か月又は2歳)未満の子を養育するために育児休業を取得した場合に、休業開始前の2年間に賃金支払基礎日数11日以上ある完全月(過去に基本手当の受給資格や高年齢受給資格の決定を受けたことがある方については、その後のものに限ります。)が12か月以上あれば、受給資格の確認を受けることができます。
その上で、育児休業給付金は、

1. 育児休業期間中の各1か月ごとに、休業開始前の1か月当たりの賃金の8割以上の賃金が支払われていないこと。
2. 就業している日数が各支給単位期間(1か月ごとの期間。下図参照)ごとに10日(10日を超える場合にあっては、就業している時間が80時間)以下であること。(休業終了日が含まれる支給単位期間は、就業している日数が10日(10日を超える場合にあっては、就業している時間が80時間)以下であるとともに、休業日が1日以上あること。)

の要件を満たす場合に支給されます。

引用 :ハローワーク 雇用継続給付

とあるように、 一定の要件を満たすことで育児休業中は育児給付金を受け取ることができます

育児給付金の支給金額

ハローワークによると、育児給付金の支給金額は1ヶ月あたり、休業開始時賃金日額×支給日数の67%相当とのことです。

最低金額と最高金額

育児給付金は支給金額にすると最低49,848円/月〜最高301,299円/月と最低金額と最高金額が定められています。

育休の期間と金額の自動計算

育休の期間と金額を自動計算するツールを公開しているWEBサイトを紹介します。

あなたの産休・育休の期間と金額を自動計算します

育休(育児休業)のまとめ

以上「育休(育児休業)のあらまし!期間や取得条件、手当の有無に関して徹底解説」でした。「結婚・出産・子育て」と「仕事」の両立は令和を生きる我々の生活を豊かにするために重要なファクターです。育休を取得しようとするまいと、知識をつけておいて困ることはないでしょう。

この記事は厚生労働省「育児・介護休業法のあらまし」と:ハローワーク 雇用継続給付を参考に書いています。

実際に育休取得や給付金申請の手続きなどは上記WEBサイトを参考にしてみてください。

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