【企業向】リモートワーク(テレワーク)のメリットとデメリット!

最終更新日: 2020/05/11 13:58
悩むスーツの男性

新型コロナウイルスの影響により、リモートワークを導入する企業が増えてきています。しかしながら、リモートワークを取り入れることには当然ながらデメリットやリスクがあり、慎重に判断しなければ大幅に生産性が落ちることに繋がりかねません。

この記事では、企業がリモートワークを導入することで生じるメリットとデメリットに関してそれぞれ詳しく解説しています。自分の会社にリモートワークを導入すべきかどうか迷っている方はぜひ参考にしてみてください。

企業がリモートワーク(テレワーク)を導入するメリット4つ

丸をするスーツの男性

企業がリモートワークを実施するデメリットには主に以下の4つが考えられます。

  1. 通勤手当やオフィス代などのコストを削減できる
  2. 幅広い優秀な人材の確保とそうした人の離職の防止
  3. 非常時にも事業を継続できる
  4. 社会への貢献とブランドイメージの向上に繋がる

通勤手当やオフィス代などのコストを削減できる

企業がリモートワークを導入する最も大きなメリットはこれでしょう。リモートワーク導入に伴い、環境整備のために必要な初期投資はかかってしまいますが、長期的に見れば削減できる経費の方がはるかに大きいと言えます。

通勤費

リモートワークにおいては従業員がわざわざ出社する必要がないので、毎月全員に一律の通勤手当を支給する必要は無くなります。オフィス出社が発生した場合のみ、その都度かかった往復交通費を支給すれば良いのです。

家賃や固定資産税、備品にかかる経費など

従業員全員が入るほどの広いオフィススペースを用意する必要がなくなるので、一時的に人が集まる場所さえ確保すれば良く、オフィススペース、オフィスコストの削減にもなります。

本社に全従業員が作業するスペースがなくサテライトオフィスを有している企業は、その維持のための家賃や固定資産税などの経費が丸々不要になるでしょう。また、机や椅子などの会社に置く備品の数を減らすことも可能です。

幅広い優秀な人材の確保とそうした人の離職の防止

せっかく素晴らしい能力を持っているのに、育児や介護、病気療養などのためにオフィスまで出社できないという人は数多くいます。企業側としては、リモートワークを導入することで、そうした優秀な人材を確保しやすくなります。

リモートワークを導入していないと必然的にオフィスまで出勤可能な人しか採用することができませんが、在宅勤務を導入することで地方や海外など遠方に住んでいる人も採用することができ、より幅広い人材を確保するチャンスが生まれることになるのです。

また、同様に、これまで子育てなどを理由に辞めていった有能な従業員の離職防止にも繋がります。

非常時にも事業を継続できる

地震や台風、感染症の流行などにより、従業員がオフィスに出社できない場合でも、自宅でリモートワークを行なっている従業員がいれば事業を継続することができ、非常時の損害を最小限に食い止めることができます。

社会への貢献とブランドイメージの向上に繋がる

リモートワークを行うことは社会にとって以下のようなメリットがあり、企業としてはリモートワークを行うことで社会貢献をすることができます。

  • 交通渋滞や通勤ラッシュなどが緩和される
  • 人の居場所が分散されるので、都市過密の防止に繋がる
  • 家庭で忙しい人でも働きやすくなり、少子化の対策に繋がる

こうした理由から働き方改革などによりリモートワークは推奨されており、企業としてはリモートワークを行うことで、ブランドイメージの向上にも繋がるのです。

企業がリモートワーク(テレワーク)を導入するデメリット6つ

ダメ出しをするスーツの男性

企業がリモートワークを実施するデメリットには、主に以下の6つが考えられます。

  1. 生産性や業績が低下する可能性がある
  2. コミュニケーションが取りづらくなる
  3. 従業員のストレス増大、健康低下に繋がる恐れがある
  4. 勤怠管理、進捗状況の把握が難しくなる
  5. 環境整備にコストと時間がかかる
  6. セキュリティ的にリスクがある

生産性や業績が低下する可能性がある

企業がリモートワークを導入することで生じる最も大きなデメリットは、やはり生産性や業績の低下が見込まれることでしょう。

もちろんリモートワークに移行しても全く業績に影響がないという企業もありますが、後に述べるコミュニケーションの取りづらさ、勤怠管理の難しさなどによって、生産性が落ちてしまう可能性の方が高いと言えます。

コミュニケーションが取りづらくなる

社員同士が直接顔を合わせることが少なくなるので、当然ながらチームとして仕事をしていく上でコミュニケーションは取りづらくなります。

もちろんzoomやslackなどのツールによりある程度のコミュニケーションは取れますが、やはり対面のようにはスムーズにいかないでしょう。特に新人であれば、やはり最初のうちは直ぐ側に上司や同僚がいて、分からないことがあったら直接教えてもらえる環境が必要なのです。

加えて、人との直接的なコミュニケーションの機会が減ることで、従業員が孤独感を感じ、ストレスの増大に繋がる恐れもあります。

従業員のストレス増大、健康低下に繋がる恐れがある

先ほど述べたように、同僚や上司との直接的なコミュニケーションの機会が減ることで、従業員が孤独感を感じ、ストレスが増える恐れもあります。

更に、外に出る機会が減るので運動不足、そして時間的に余裕ができたことによる夜更かしなどにより、健康低下に繋がってしまう可能性は高いと言えるでしょう。

(通勤時間の削減、可処分時間の増加などにより、ストレスが減る人もいます)

勤怠管理、進捗状況の把握が難しくなる

人というのは、上からの監視がなくなると、無意識のうちに集中力が落ちてサボりがちになるもの。そして、作業スペースが自宅となると、その傾向は更に顕著です。

上司としても、常に自分の目で部下を監視しておくことができないので、勤怠の管理、仕事の進捗状況の把握が難しくなり、如何にしてマネジメントを行なっていくか、プロジェクト全体の進捗具合の可視化を行なっていくかという点が大切になります。

環境整備にコストと時間がかかる

企業がリモートワークを導入するには、整えなければならないことが数多くあります。例えば、WEB会議システムやチャットツールの整備、セキュリティ対策、クラウドサービスの導入、従業員の自宅ネット環境の整備、書類のペーパーレス化などです。

ただ、こうした取り組みはリモートワークを実施せずとも、結果的に業務のスムーズ化や効率化に繋がっていくので、手間をかけるメリットは大きいと言えるでしょう。

セキュリティ的にリスクがある

従業員を自宅で作業させるということは、当然ながら重要な情報が外部に漏れたりするなどセキュリティ的にリスクがあります。アルバイトや派遣社員などもリモートワークで作業を行うとすると尚更です。

企業としてはリモートワークによる情報漏洩、ウイルスの感染などが起こらないように、事前にセキュリティソフトや承認システムを強化する、アクセス権限者を明確化する、従業員が勝手に不当なアプリやツールなどをダウンロードできないようにしておく、といった対策を施す必要があります。

リモートワーク(テレワーク)によるメリットとデメリットはどちらが大きいか

ここまで企業がリモートワークを導入するメリットとデメリットを紹介してきましたが、リモートワークによるメリットとデメリットでは企業側にとってどちらが大きいのでしょうか。

会社によって業務内容や業績は異なるので一概には言えませんが、全従業員がリモートワークに移行するとなると、やはり総合的にはデメリットの方が大きいと思われます。

ですので、全社的にリモートワークに切り替える前に、まずは一部の事務の仕事などリモートワークでも問題なく作業ができる従業員のみを在宅勤務にしてみる、部署ごとに交代制で一定期間ごとにリモートワークを実施する、といった試験的な取り組みを行なってみると良いでしょう。

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リモートワークのメリットとデメリット

リモートワークに必要なもの

リモートワークでの働き方

経営層・マネジメント層がリモートワークで考えるべきこと

リモートワークの概要など

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